【徹底比較】クラフトボス対抗勢力6社を飲み比べてみた。【レビュー編】

グルメ情報

はじめに

2017年、コーヒー市場に大きな変革が起きました。「クラフトボス」の登場です。サントリーから発売された本商品は、今までのRTDコーヒーの概念を大きく変えました。

缶コーヒーやペットボトルコーヒーとは、グビッと飲めて飲みごたえのあるものだと認識されていました。

一方、クラフトボスは、そんな今までのコーヒーとは対極にある存在です。今までのRTDコーヒーとは比べものにならないくらいさっぱりしています。発売前には、開発者の上司も懐疑的だったとか。本当にこんなものが売れるのか?

しかし、味・デザイン・マーケティングが功を奏し、爆発的なヒットを生み出しました。現代のワークスタイルにうまくマッチした商品です。

ここで黙っていないのが、競合他社です。サントリーの革命に追随すべく、各社さまざまな類似品を発売しました。いかにクラフトボスに打ち勝つか、各社の特色が出ています。

今回はカフェオレに絞って、各社が2018年に発売したペットボトルコーヒーを飲んだ感想をご紹介します。

ちなみに、ブラインドでの飲み比べも行っています。そちらについては、別記事をご参照ください!

それでは、さっそく見ていきましょう。

商品紹介

クラフトボス | サントリー

皆さんご存知クラフトボス。冒頭でも触れた通り、ペットボトルコーヒーのブームの火付け役です。元々ペットボトルコーヒーは存在していたものの、脚光を浴びることはありませんでした。しかし、クラフトボスの登場によって、ペットボトルコーヒーを買う人が急激に増えたのです。

飲んだ感想

さっぱりとして飲みやすい!クラフトボスの最大の特徴は、今までのコーヒーから考えると物足りないくらい薄味なことです。実際、飲んでみてもそうでした。しかし、コーヒーの香ばしさはよく感じられます。さっぱりした味わいながらも、コーヒーの香ばしさやミルクのコクがよく感じられました。大ヒットしたことも納得の味わいです。

ジャパンクラフトマン | コカ・コーラ

クラフトマンの特徴は、水出しコーヒーであることです。通常のコーヒーは、コーヒー豆にお湯を注ぐことで、さっとコーヒー豆の成分を抽出します。水出しコーヒーは水で抽出するので抽出時間がかかりますが、お湯出しにはないすっきりとしたコーヒーを作ることができます。クラフトボスの作り出した市場に、コーヒー界隈で流行りの水出しコーヒーというキーワードを加えることで、コカ・コーラならではの価値を生み出しています。

飲んだ感想

さすがコカ・コーラです。水出しコーヒーの特徴がよく出ていて、非常にすっきりとしています。クラフトボスよりもさらに味が薄いです。物足りなさもありますが、時間をかけて飲むにはこれくらいが丁度いいのではないでしょうか?コーヒーとしての香りは、ほうじ茶のような焙煎香を感じることができます。かなり自然な味わいです。

ワンダ TEA COFFEE カフェラテ*焙じ茶  | アサヒ飲料

カフェラテ×ほうじ茶という珍しい組み合わせの商品です。いわゆる土俵外しを実践した商品です。一度築いた牙城を崩すことは容易ではありません。真っ向からクラフトボスと戦っても勝ち目はほとんどありません。そこで、アサヒ飲料は、独自のコンセプトを加えて、消費者の視点をずらす“土俵外し”を行いました。カフェラテにほうじ茶を加えることで、普通のカフェオレよりも香ばしくなっています。各社差別化を図っていますが、コンセプトのわかりやすさはピカイチですね。

飲んだ感想

ほうじ茶作戦大成功です。ほうじ茶の香ばしさや華やかさがカフェオレにうまく乗っています。もちろん基本的にはカフェオレです。コーヒーの香ばしさもあり、後味はほんのり苦いです。某カフェチェーンで販売されている黒糖カフェオレのように、香ばしくもミルキーです。

スポンサーリンク

Smooth taste LATTE  | TULLY’S COFFEE

タリーズがペットボトルコーヒーを発売しました。クラフトボス以降、比較的早く後発として販売されていました。動き出しも早かったことからも、コーヒー専門店としての意地を感じられます。
最大の特徴は、砂糖、香料を一切使用していないことです。ミルク主体なものの、甘くないシュガーレスです。コーヒー屋さんらしく、100%アラビカ種コーヒー豆を使用してコーヒー豆にもこだわりを見せています。

飲んだ感想

かなりすっきりとしています。クラフトボス、クラフトマンを凌ぐすっきり感です。他社のカフェオレに慣れている方には物足りないかもしれません。香料不使用のため、香りは自然ですが淡泊です。チョコレートのような甘香ばしい香りを感じられます。シュガーレスで甘くないことも相まって、ハイカカオチョコレートのような味わいです。

ブレンディ®タグゴー | AGF

コーヒー豆は100%アラビカ豆、乳成分は牛乳だけ、この上なく贅沢な商品です。ここまで拘ると、生産コストが気になるところですが、値段も良心的です。消費者にはありがたい。他社とは違い、クラフトボスに真っ向勝負を挑んだような商品です。

AGFは、クラフトボスに最も近い存在であったはずです。ブレンディブランドでペットボトルコーヒーを長年販売しており、ペットボトルコーヒーのノウハウも蓄積されていたに違いありません。もっと早い段階で、現代社会に合うように設計できていれば、クラフトボスのようなブームを作り出せたかもしれません。非常に惜しいです。これが企業力の差でしょうか。サントリーは、チャレンジ精神が非常に強い会社ですので、結果としてその力に圧倒されてしまいました。

飲んだ感想

カフェオレとしての完成度が非常に高いです。原材料が、牛乳、コーヒー、砂糖とシンプルなことが起因していそうです。コーヒー全体のバランスがとても良いです。コーヒーの余韻をしっかり感じられる。ミルクの甘さも誇張されていない。余計なことをせず、クラフトボスに真っ向勝負を挑もうという心意気を十二分に感じられる商品です。

BEANS & ROASTERS マイルドラテ | UCC

缶コーヒーのパイオニアであるUCC。最近、缶コーヒーの販売本数でギネス記録を打ち立てました。その企業努力たるや、恐るべし。そんなUCCからもペットボトルコーヒーが発売されました。最大の特徴はデカフェであることです。カフェインレスの需要も高まっているので、この戦略が吉と出るか凶と出るか。

飲んだ感想

乳脂感が非常に強いです。缶コーヒーのような甘ったるさが口に残ります。はっきり言えば、「ペットボトルコーヒーに参戦するから何かいいものを作れ」という無茶な要求に開発者が応えきれなかったように思えます。市場調査や研究開発が不十分です。UCCの缶コーヒーをペットボトルに変えただけのような・・・。
原材料には、脱脂粉乳などが使用されています。確かに脱脂粉乳は缶コーヒーにはとても重要な原材料です。しかし、デカフェを求める人は、脱脂粉乳感を気にするのではないでしょうか?デカフェを求める方は人工的な味わいを嫌うことでしょう。

まとめ

クラフトボスに追いつき追い越すために、コーヒー業界は各社さまざまな工夫を凝らしていることが明らかになりました。商品戦略的な考え方も垣間見えて、食品業界やマーケティングの勉強にもなりそうですね。皆さんのコーヒーライフのご参考になれば幸いです。

それでは!

ブラインドでの飲み比べも行っています。是非、ご参照ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました