鼻がいい、耳がいいって何?-感性とは認知度説-

香りの雑学

「鼻が良い、耳が良い」とはよく言いますが、一体どういう意味でしょうか?

犬のように、わずかなニオイに気付くことでしょうか?うさぎのように、ほんの小さな音に気付くことでしょうか?

答えはノーです。
それだけではありません。

ヒト対ヒトで考えると、根本的な能力にはそれほど差はありません。したがって、わずかなモノを感じ取る力だけとは言い切れません。

このことは、鼻と耳だけでなく、舌や目でも同じです。嗅覚・聴覚・味覚・視覚という五感は、現代科学でも分からないことだらけです。

本記事では、そんな感性の一部を紐解いていきます。

是非ともお付き合い下さい。

耳が良いとは?

ある2人が同じ曲を聴いたとします。同じ曲なので聞こえている音は同じです。しかし、2人の聴いている音は違います。

ロックバンドの曲であれば、一方はボーカル・ギター・ベース・ドラムの音が分かり、しっかりと聴き分けられる。もう一方は、ボーカルの声以外はよく分からないけど心地よい音が鳴っている、くらいの認識かもしれません。

要は、認知度の違いです。音楽への知識や経験があれば、認知度が上がり、パートの存在やそれぞれの音を認識できるようになります。

目が良いとは?

一般的には、目が良い=視力が良い、すなわち遠くまでモノが見えるということでしょう。
しかし、耳と同じように、認知度という視点で目が良い、を考えてみます。
絵画を見る時、皆さんは何を見るでしょうか?浜辺に佇む少女?細かく描かれた木々?青空を飛び回る鳥達?
見えているものは同じでも、見ているものが人によって変わると思います。言われないと気付かないような描写もあることでしょう。

鼻が良いとは?

本HPの大テーマである香りに関わる感覚器官です。鼻が良いとは「存在する香りの要素を区別して認知できる」ということです。

同じコーヒーの香りを嗅いでも、香ばしいとだけ感じる人もいれば、ただ香ばしいだけでなく華やかで甘いと感じる人もいます。

フレーバリストやパフューマーは、香りの認知度を上げるが重要です。参考にする香りがどんな要素で構成されているのか、より詳細に把握するためです。

調香師に憧れている方は、嗅いでいる香りにはどんな要素があるか考える癖を付けると良いですよ。

まとめ

感性を鍛えるには、認知度を上げるべし。
認知度という概念で感覚を捉えてみてください。

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