食品のリニューアルって何?

業界分析

食品の商品開発には、二種類あります。

  • 新規開発
  • 改良(リニューアル)

新規開発とは、その名の通り、世に出ていない新しい商品を開発することです。

一方、リニューアルとは、今ある商品を時代に合わせて開発し直すことを指します。

商品のパッケージに
美味しくなりました
美味しくなって新発売
などと書かれていることがあります。それらはリニューアルしましたよーというサインです。

パッケージのデザインが変わることもありますね。時代に合わせて、デザインを洗練し、消費者に手に取ってもらうためです。インスタ映えという言葉があるように、食品の見た目は非常に大切なのです。

人も食品も見た目が大事。


また、昔から食べ続けている商品については、

「あれ!?昔より小さくない!?」

なんてことがあります。これも商品リニューアルが起こっています。消費者としては悲しいですが、企業の存続にはやむを得ない事情も多いです。

前置きが長くなりましたが、リニューアルの中身を紐解いていきます。

リニューアルの目的

美味しさ改善

世の中の嗜好に合うように商品のイメージを壊さない範囲で味を変更します。

競合他社に負けない商品に変えたい

パッケージ

時代に合うようにデザインを洗練します。使いやすく形状を変えることもあります。

コストの見直し

商品戦略に伴いコストのかけ方を変えることもあります。美味しいのに認知度が足りない商品に対しては、パッケージや広告宣伝にコストを割こうと考えるかもしれません。そういった戦略に応じて、全体的なコストのバランス調整を行います。

やること

原材料の見直し

主原料

小麦粉、乳製品などの原材料費はどんどん高騰しています。

「原材料費が高くなる=利益が少なくなる」

「なんとかせねば!」

と開発に動き出します。最悪の場合、売っても赤字という状況になりかねません。

添加物などの副原料

主原料の見直しに伴い、副原料の検討が発生します。本サイトの主題である香料や、甘味料、増粘剤、色素、など食品の美味しさを保つための副原料を見直します。開発期間は限られているので、すべてを見直すのではなく、大事そうな原料のみを検討します。

香料に関しては、美味しさに占める割合が80%以上を占める場合もあります。いろはす、酎ハイなどの基本原料は大体同じで、香料によって味にバリエーションを持たせています。もちろんその他の要素も多数ありますが、香料の貢献度は非常に高いです。そういう商品は、香料の変更が伴うことが多いようです。

味の調整

原材料の調整をしながら、試作を重ねて味を調整します。小麦粉の量を変えると味が変わったので香料でカバーできないか?食感が変わったので、増粘剤で食感を改善できないか?など、商品やリニューアル目的によって起こる問題はさまざまです。開発者は数カ月という短い期間でこれらの問題を解決しなければなりません。

パッケージ

パッケージのデザインや形状を検討します。個人的には非常に大切な部分だと思います。
商品のイメージには、見た目が大きく影響しています。食べないと美味しいかどうかはわかりませんが、そもそも食べてみたいと思われなければ食べてもらえませんから。

他にも、より使いやすくしたり、環境に配慮したりという工夫もできます。フタや包装を開けやすくなった、持ちやすくなった、捨てやすくなったなどもパッケージの研究成果でしょう。

コストの調整

原材料費、製造費、輸送費、人件費、広告宣伝費など、一つの商品に対してさまざまなコストがかかっています。
リニューアルの際に、コストの見直しを行います。どのコストを下げるか、逆にコストを上げてパワーアップさせられる部分はないか?などと、リニューアル開発の始めから終わりまでコストの調整はついて回ります。

まとめ

リニューアルには、さまざまな要素があることが分かりました。商品開発、マーケティング、製造など多くの部署が協力しなければ、リニューアルを成功させることはできません。あなたの好きな商品にも、たくさんの人の想いが詰まっていることでしょう。

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