調香師になるには?資格は必要?

業界分析

調香師とは、香りを作る仕事をする人を指します。いろいろな香りを混ぜ合わせて香水を作ります。

しかし、香水を作るだけが調香師の仕事ではありません。

調香師は加工品の香りを作る

食料品や日用品の開発に使われる香料を作るのも調香師の仕事です。

コーヒーの香り
クッキーの香り
ストロベリーチョコレートのいちごの香り

シャンプーの香り
柔軟剤の香り
消臭剤の香り

これらはすべて調香師が作っています。食品系の香りを作る人はフレーバリストと呼ばれ、日用品系の香りを作る人はパフューマーと呼ばれます。

いずれも香料会社で働く社員です。

一流の調香師になるにはコツコツと積み重ねる努力が必要です。普通の人が気軽に調香師になることはできません。

何百何千種類の香りを覚えて、それらを上手に組み合わせて香りをつくります。

調香師に資格は必要?

特別な存在の調香師ですが、調香師になるために必要な資格はありません。

香料会社に勤め、社内で日々の鍛錬を積むことで、開発に携わるようになった人たちを調香師と呼んでいます。

調香師になるには?

香料会社に入社して、開発部に配属されることです。資格はなく、一番簡単な道のりです。しかし、これがなかなか狭き門です。調香師の絶対数が少ないからです。

調香師は国内に何人?

国内最大手の香料会社は高砂香料です。高砂香料の従業員数は約3‚500名です。開発部の人数は、どんなに多く見積もっても10%の350名刺程度だと考えられます。

トップシェアを持つ香料会社の調香師が350名です。以下に続く、長谷川香料や小川香料と調香師の数を足していきます。

国内の調香師の数は、2,000名が良いところではないでしょうか…?2,000名もいないかもしれません。

調香師への道は、それだけ狭き門なことが想像できます。

香料会社に入社しよう

香料会社の調香師への最短ルートは新卒採用で開発部に採用されることです。中途採用で調香師になるには並大抵の努力では認められません。中途採用=経験者なので、必然的に調香師への道は閉ざされてしまいます。

新卒採用で開発部を希望する場合、特別な経験や経歴は必要ありません。他の採用と同じで、香料会社で働く適性や調香師への適性を面接や試験から判断されます。

香りへの興味関心
感受性
官能試験
などを見られます。調香師になりたいということは、当然香りへ興味関心があるはずです。そして、感じたことを言葉にする力も見られています。目に見えない香りを創り上げる力に通じます。そして、簡単ではありますが、最低限の官能試験をパスしなければなりません。
基本五味の識別や香りの識別などを見る会社が多いです。

試される能力は多いですが、新卒入社が最も近道です。調香師という存在を知るのは就職活動を始めてから、という人が多いので、調香師を志すのは早ければ早いほど有利です。

香料に関わる書籍を読んだり、施設や人を訪問したりと準備を進めると良いでしょう。

では、新卒採用で調香師になれなかった場合、調香師になることはできないのでしょうか?

香料会社に入らずに調香師としての知識や経験を得るには、専門学校に行くしかないでしょう。

香料素材は化学物質で入手や保有がほぼ不可能なので、独学は不可能です。調香師になるための専門学校がひとつだけあります。

日本フレーバー・フレグランス学院

香りを嗅いだり、混ぜたり、そのための勉強をしたりできる専門学校です。香りに関わる企業や施設の見学もあります。香料会社に入社した社員が勉強のために通うことさえあります。調香師としての基礎を固めるには最適の学校です。
ここでしっかりと知識を身に着けておけば、香料会社への入社の道が切り開けると思います。

まとめ

調香師の数は少なく、狭き門ですが、とても面白みのある職業です。

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